チャンマールタイムス

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厳罰化に向けて

児童虐待9裁判


児童虐待9裁判

 

児童虐待判例を調べる中で見つけた記事。ブログなのかな?
書いた人は、児童虐待の判決が年々厳罰化の一途にあることに対して疑問を呈している。確かに仰ることは真っ当だと思う。だが私は異なる視点だ。
残念ながら人の命の価値は時と場所によって異なる。尊属殺規定が消えたのは「親の命」の価値が下がった(というよりそれまで高かったのが普通になった)という事であり、児童虐待の厳罰化は「子供の命」の価値が年々上がっている事の証左だ。少子化が進む日本において至極当然の現象だ。
児童虐待に対する不寛容を示す社会は果たして健全だろうか?と述べておられる。私は胸を張って言う。誠に健全だと。例に出されている巣鴨事件の時代こそ不健全だったのだ。
法は正義の実現を期して作られ運用される。だが正義も時と場所によって変わる。普遍的な正義などないし、それを叶える法もない。だからある程度法律も時代のニーズに依らなければならない。金科玉条など無い。